“命懸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いのちが60.0%
いのちがけ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外國人がいこくじん命懸いのちがけでないと旅行りよこう出來できないくにである。國民こくみんはあゝ度々たび/\地震ぢしん火災かさいなやまされてもすこしもりないものゝようである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
工合ぐあひえゝつちこともねえが、んでも命懸いのちがけではたれえてんだから、他人ひとのがにやけえぜねになるやうにもえべが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
何うしても動かぬのでまたいで来たそうだが、吾等二人は其事を後で聞いた、暗中石坂途を命懸いのちがけで降る時には、蛇が居ようがひきが居ようが、何が居ようとそんな事どころではなかった。
武甲山に登る (新字新仮名) / 河井酔茗(著)
大阪天滿てんまの邸には四宮市兵衞が殘つて、豐臣方の奉行等に對して命懸いのちがけ分疏いひわけをした。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)