“所懸命”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しよけんめい50.0%
しょけんめい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おいじうだよ、だれじうつてくれよ‥‥」と、中根なかねは一所懸命しよけんめい右手みぎてじうあたまうへげながら呶鳴どなつた。そして、右手みぎてでバチヤバチヤみづたたいた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
勘次かんじ主人しゆじんために一所懸命しよけんめいはたらいた。以前いぜんからもかれたゞとなり主人しゆじんから見棄みすてられないやうとこゝろにはおもつてるのであつた。しか非常ひじやう勞働らうどう傭人やとひにん仲間なかまにはまれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まさちゃんは、うまくけて、いいおてんをもらったら、おばあさんのところへおくってあげて、せようとおもったので、一所懸命しょけんめいきはじめました。
政ちゃんと赤いりんご (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしたちにも、よくできているか、そうでないかくらいはわかりますよ。だれにせようとおもって、一所懸命しょけんめいいたの。せるためのなら、真心まごころをもって、てわからぬはずはありません。
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)