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命懸
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いのちがけ
ふりがな文庫
“
命懸
(
いのちがけ
)” の例文
何うしても動かぬので
跨
(
また
)
いで来たそうだが、吾等二人は其事を後で聞いた、暗中石坂途を
命懸
(
いのちがけ
)
で降る時には、蛇が居ようが
蟇
(
ひき
)
が居ようが、何が居ようとそんな事どころではなかった。
武甲山に登る
(新字新仮名)
/
河井酔茗
(著)
大阪
天滿
(
てんま
)
の邸には四宮市兵衞が殘つて、豐臣方の奉行等に對して
命懸
(
いのちがけ
)
の
分疏
(
いひわけ
)
をした。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ほんとうに
命懸
(
いのちがけ
)
の土壇場です。私は長い間、そうして寿命の縮む
思
(
おもい
)
をしながらも、どうしても押入が開けられないで立ちつくしていましたが、遂に意を決して風呂敷包を検べて見たのです。
二癈人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「実際
命懸
(
いのちがけ
)
で来ました。」と思い
入
(
い
)
って答えると、女はしめやかに
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“命”で始まる語句
命
命令
命婦
命乞
命冥加
命中
命名
命数
命日
命拾