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命数
ムヽー、
彼だけの
手当に
及んでも息が出んと
申せば
最早全く
命数が
尽きたのかも知れぬて、
何うしても
気が
附かぬか。
鰯の
天窓も
信心から、
其でも
命数の
尽きぬ
輩は
本復するから、
外に
竹庵養仙木斎の
居ない
土地、
相応に
繁昌した。
一三一上皇の
幸福いまだ
尽きず。重盛が忠信ちかづきがたし。今より
一三二支干一
周を待たば、重盛が
命数既に尽きなん。
他死せば一族の
幸福此の時に亡ぶべし。