“許(きょ)” の例文
許(きょ)から葉(しょう)へと出る途すがら、子路が独り孔子の一行に遅(おく)れて畑中の路(みち)を歩いて行くと、蓧(あじか)を荷(にな)うた一人の老人に会った。子路が気軽に会釈(えしゃく)して、夫子を見ざりしや、と問う。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
唐の元和(げんな)年中、許(きょ)州の趙季和(ちょうきわ)という旅客が都へ行く途中、ここに一宿(いっしゅく)した。趙よりも先に着いた客が六、七人、いずれも榻(とう)に腰をかけていたので、あとから来た彼は一番奥の方の榻に就いた。