“ばつか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
75.0%
幕下25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皆様みなさんお上手よ。私なんか今迄余り加留多も取つた事がないもんですから、敗けてばつかり。』と嫣乎につこりする。ほつれた髪が頬に乱れてる所為せゐか、其顔が常よりも艶に見えた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
亭乎すらりとした體を眞直にして玄關から上つて行くと、早出の生徒は、毎朝、控所の彼方此方から驅けて來て、恭しく渠を迎へる。中には態々渠に叩頭おじぎをするばつかりに、其處に待つてゐるのもあつた。
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
原田氏はらだし星亨氏ほしとほるし幕下ばつか雄將ゆうしやうで、關東くわんとうける壯士さうし大親分おほおやぶんである。嶺村みねむら草分くさわけ舊家きうけであるが、政事熱せいじねつ大分だいぶのきかたむけたといふ豪傑がうけつ