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許
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ばつか
ふりがな文庫
“
許
(
ばつか
)” の例文
『マ清子さん!……貴女
其麽
(
そんな
)
に……私になら何だつて言つて下すつたつて
可
(
い
)
いわ。貴女
許
(
ばつか
)
りよ、私姉さんの様に思つてるのは!』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『奈何もしやしないけど、面白かつたわ。そして折角祖父さん
許
(
ばつか
)
り攻撃してるのよ。旧時代の思想だの何のツてね……お父さんやお
母
(
つか
)
さんの事は言へないもんだから。』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
皆様
(
みなさん
)
お上手よ。私なんか今迄余り加留多も取つた事がないもんですから、敗けて
許
(
ばつか
)
り。』と
嫣乎
(
につこり
)
する。ほつれた髪が頬に乱れてる
所為
(
せゐ
)
か、其顔が常よりも艶に見えた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
亭乎
(
すらり
)
とした體を眞直にして玄關から上つて行くと、早出の生徒は、毎朝、控所の彼方此方から驅けて來て、恭しく渠を迎へる。中には態々渠に
叩頭
(
おじぎ
)
をする
許
(
ばつか
)
りに、其處に待つてゐるのもあつた。
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
亭乎
(
すらり
)
とした体を
真直
(
まつすぐ
)
にして玄関から上つて行くと、早出の生徒は、毎朝、控所の
彼方此方
(
かなたこなた
)
から駆けて来て、
敬
(
うやうや
)
しく渠を迎へる。中には
態々
(
わざわざ
)
渠に
叩頭
(
おじぎ
)
をする
許
(
ばつか
)
りに、其処に待つてゐるのもあつた。
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
許
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
“許”を含む語句
幾許
少許
許多
其許
御許
許嫁
許可
心許
許婚
聴許
許容
許諾
許六
許婚者
奥許
免許
国許
耳許
勝手許
差許
...