“ゆるさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
許可20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牧之ぼくし老人は越後ゑちご聞人ぶんじんなり。かつて貞介朴実ていかいぼくじつもつてきこえ、しば/\県監けんかん褒賞はうしやうはいして氏の国称こくしようゆるさる。生計せいけい余暇よか風雅ふうがを以四方にまじはる。余が亡兄ぼうけい醒斎せいさい京伝の別号をう鴻書こうしよともなりしゆゑ、またこれぐ。
墨堤すみだや小金井と事変わり仮装や騒ぎが許可ゆるされなかったので、花見る人は比較的少なく常時いつもお山は静かであった。
善悪両面鼠小僧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼はゆるされざるとらはれにもおなじかる思を悩みて、元日のあくるよりいとど懊悩おうのうの遣る方無かりけるも、年の始といふにすべきやまひならねば、起きゐるままに本意ならぬよそほひも、色を好める夫に勧められて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)