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女神
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じょしん
ふりがな文庫
“
女神
(
じょしん
)” の例文
とすらりと立った丈高う、半面を
颯
(
さっ
)
と彩る、
樺
(
かば
)
色の窓掛に、色彩
羅馬
(
ロオマ
)
の
女神
(
じょしん
)
のごとく、
愛神
(
キュピット
)
の手を片手で
曳
(
ひ
)
いて、主税の肩と擦違い
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すぐその御手洗の
傍
(
そば
)
に、
三抱
(
みかかえ
)
ほどなる
大榎
(
おおえのき
)
の枝が茂って、
檜皮葺
(
ひわだぶき
)
の屋根を、
森々
(
しんしん
)
と暗いまで緑に包んだ、棟の
鰹木
(
かつおぎ
)
を見れば、
紛
(
まが
)
うべくもない
女神
(
じょしん
)
である。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
虹
(
にじ
)
の
帳
(
とばり
)
、雲の
天蓋
(
てんがい
)
の暗い奥に、高く壇をついて、仏壇、
廚子
(
ずし
)
らしいのが幕を絞って見えますが、すぐに
像
(
すがた
)
が拝まれると思ったのは早計でした。第一
女神
(
じょしん
)
でおいでなさる。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これを聞いて、活ける
女神
(
じょしん
)
が、なぜみずからのその手にて、などというものは、
烏帽子折
(
えぼしおり
)
を思わるるがいい。早い処は、さようなお方は、恋人に羽織をきせられなかろう。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
して——(
女神
(
じょしん
)
は、まったく
活
(
い
)
きておいでなさる。
幽寂
(
しん
)
とした時、ふと
御堂
(
みどう
)
の中で、チリンと、
幽
(
かすか
)
な音のするのは、
簪
(
かんざし
)
が揺れるので、その時は髪を
撫
(
な
)
でつけなさるのだそうで。)
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
……
女神
(
じょしん
)
の殿堂の扉の下にやがて
跪
(
ひざまず
)
いた私は、それから
廚裡
(
くり
)
の方へ行こうとしました。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
玉
(
たま
)
にて
縫
(
ぬ
)
へる
白銀
(
しろがね
)
の
蓑
(
みの
)
の如く、
腕
(
かいな
)
の雪、
白脛
(
しらはぎ
)
もあらはに長く、斧を片手に、
掌
(
てのひら
)
にその月を捧げて立てる姿は、
潟
(
かた
)
も川も
爪
(
つま
)
さきに
捌
(
さば
)
く、銀河に
紫陽花
(
あじさい
)
の
花籠
(
はなかご
)
を、かざして立てる
女神
(
じょしん
)
であつた。
光籃
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“女神”の解説
女神(めがみ)とは、女性の姿を持つ神のこと。
(出典:Wikipedia)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“女神”で始まる語句
女神様
女神像
女神殿
女神等
女神達