“鰹木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつおぎ80.0%
かつをぎ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐその御手洗のそばに、三抱みかかえほどなる大榎おおえのきの枝が茂って、檜皮葺ひわだぶきの屋根を、森々しんしんと暗いまで緑に包んだ、棟の鰹木かつおぎを見れば、まがうべくもない女神じょしんである。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鰹木かつおぎの立っている檜皮葺ひわだぶきの一宇が見える。八幡神社の古い拝殿だった。それと背中合せに南面して、かなり広い地域にわたって諸所に陣幕が張りめぐらされている。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南洋の家屋に日本の神社の氷木ひぎ鰹木かつをぎと同一の物を附し、水害を避けるめに床下を高くしたのなどを初め、祭具、武噐
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)