“曾呂崎”の読み方と例文
読み方割合
そろさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「株などはどうでも構わんが、僕は曾呂崎そろさきに一度でいいから電車へ乗らしてやりたかった」と主人は喰い欠けた羊羹の歯痕はあと撫然ぶぜんとして眺める。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「例の曾呂崎そろさきの事だ。卒業して大学院へ這入って空間論と云う題目で研究していたが、あまり勉強し過ぎて腹膜炎で死んでしまった。曾呂崎はあれでも僕の親友なんだからな」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)