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なでがた
ふりがな文庫
“なでがた”の漢字の書き方と例文
語句
割合
撫肩
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
撫肩
(逆引き)
背筋の両側には細々とした
撫肩
(
なでがた
)
が、地へ
曳
(
ひ
)
く衣と共にすんなりとしている。左右へ開いた編笠の
庇
(
ひさし
)
よりも狭いくらいに、その肩幅は細いのである。
母を恋うる記
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
宝丹
(
ほうたん
)
の
角
(
かど
)
を曲るとまた一人芸者が来た。これは
背
(
せい
)
のすらりとした
撫肩
(
なでがた
)
の
恰好
(
かっこう
)
よく出来上った女で、着ている薄紫の
衣服
(
きもの
)
も素直に着こなされて上品に見えた。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しんなりした
撫肩
(
なでがた
)
の、小柄なきゃしゃな身体を斜にひねるようにして、舞踊か何かででも鍛えあげたようなキリリとした
恰好
(
かっこう
)
して、だんだん強く強く揺り動かして行った。
遊動円木
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
なでがた(撫肩)の例文をもっと
(36作品)
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“なでがた”の意味
《名詞》
なでがた 【撫で肩】
なだらかに下がった肩。
(出典:Wiktionary)
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