“松飾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつかざり60.0%
まつ20.0%
まつかざ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくて年は暮れたり。画工は正月の松飾まつかざり整ひたる吉原のくるわ看客かんかくを導き、一夜明くれば初春迎ふる色里のにぎわいを見せて、ここにこの絵本を完了す。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
酔興すいきょうなお品がこれに。松飾まつがとれますと、扇箱のお払いものはございませんか、って、裏ぐちから顔を出しますな。あれは、買いあつめて、箱屋へ返して、来新春らいはるまた——。」
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
松飾まつかざりーい、松飾り、」の所へ来て手を忘れた。つかえてしまった。私はぴんと三本のいとを引き切ってしまった。
理想の女 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)