“首飾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くびかざ37.5%
くびかざり37.5%
しゅしょく12.5%
ペンダント12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど、すべてのうつくしい婦人ふじんは、弱々よわよわしかったように、きさきくびのまわりにけられた、あおいし首飾くびかざりのおもみをささえるにえられないほどでした。
ひすいを愛された妃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
この国は狼の害甚だ多く、小児の食われる実例が毎年なかなかの数に達し、狼に食われた子供の首飾くびかざり・腕飾の落ちたのを、山をあるいては拾い集める職業さえある。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
三百両は建築のついえを弁ずるにはあまりある金であった。しかし目見めみえに伴う飲醼贈遺いんえんぞうい一切の費は莫大ばくだいであったので、五百はつい豊芥子ほうかいしに託して、おもなる首飾しゅしょく類を売ってこれにてた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
十一時には……夫人が名匠ルシアン・グレエヴの首飾ペンダントのコレクトを持ってくることになっている。午後二時には……家の家具の売立。四時には……。
黄泉から (新字新仮名) / 久生十蘭(著)