首飾しゅしょく)” の例文
三百両は建築のついえを弁ずるにはあまりある金であった。しかし目見めみえに伴う飲醼贈遺いんえんぞうい一切の費は莫大ばくだいであったので、五百はつい豊芥子ほうかいしに託して、おもなる首飾しゅしょく類を売ってこれにてた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
日野屋の資産は兄栄次郎の遊蕩ゆうとうによってかたぶき掛かってはいたが、先代忠兵衛が五百に武家奉公をさせるために為向しむけて置いた首飾しゅしょく、衣服、調度だけでも、人の目を驚かすに足るものがあった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)