“くびかざり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頸飾83.3%
首飾16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真珠の頸飾くびかざりをゆったり掛けて、ラプンツェルがすっくと立ち上った時には、五人の侍女がそろって、深い溜息をもらしました。
ろまん灯籠 (新字新仮名) / 太宰治(著)
(幸子は彼女の頸飾くびかざりとか指輪の中には、奥畑貴金属店の陳列だなから出た物もあるのではないかと、ひそかに疑ったこともあった)
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
金銀の飾物かざりものを作る店で、店さきに一つの燈火ともしびを置き、そのの下で店の人が首飾くびかざりの銀細工をしてゐると、やがてそこへ一人の男がひどく弱つたやうな風をして近寄つて来て、哀しさうな声でつた。
赤膏薬 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)