“髪飾”のいろいろな読み方と例文
旧字:髮飾
読み方割合
かみかざ50.0%
かみかざり37.5%
てがら12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のぞいたことはなくとも己れの容色については並々ならぬ自信があり衣類や髪飾かみかざりの配合等に苦労することは眼明きと同じであった思うに記憶力きおくりょくの強い彼女は九歳の時の己れの顔立ちを
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
瓔冠えいかんや腕環や髪飾かみかざりなどがどうであるにしても、また貞観の刀法がところどころに現われているにしても、それだけで決定的に時代をきめるわけには行くまい。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
丁度、旦那様の御留守、母親おふくろは奥様にばかり御目にかかったのです。奥様は未だ御若くって、おおき丸髷まるまげに結って、桃色の髪飾てがらを掛た御方でした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)