“髪形”の読み方と例文
旧字:髮形
読み方割合
かみかたち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの頃は今時と違いまして、女の髪形かみかたちもいろいろとありましたし、またその身分とか年頃とかで、さまざまの髪形がありました。
女の話・花の話 (新字新仮名) / 上村松園(著)
広子はちょっと陳列棚の硝子ガラスに彼女の髪形かみかたちを映して見たのち、やはり格別急ぎもせずにとなりの第二室へ足を向けた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その髪形かみかたちと着衣とは、非常にハッキリ乞食の印象に残っていたらしく、髪の方は「今時見かけねえ二百三高地こうちでさあ。わしらが若い時分流行はやったハイカラさんでさあ」
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)