“ぎみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気味48.6%
37.8%
氣味13.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「園部さん、窓をあけてよ、暑いわ」みどりが「おきつねさん」と綽名あだなされているすこしあが気味ぎみまぶたをもった眼を、苦しそうにあげて云った。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「でも、叔父ぎみは、そんな世間見ずではいけない。正行もはや十四、初陣ういじんもすべき年ごろなのに……と再三、母上へお手紙を下さいました」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わびしさ……わびしいとふは、さびしさも通越とほりこし、心細こゝろぼそさもあきらめ氣味ぎみの、げつそりとにしむおもひの、大方おほかた、かうしたときことであらう。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)