トップ
>
氣味
>
ぎみ
ふりがな文庫
“
氣味
(
ぎみ
)” の例文
新字:
気味
彼はこの問ひを少し急ぎ
氣味
(
ぎみ
)
に出した。彼はこの申出に對して怒つた、或ひは少くとも
輕蔑
(
けいべつ
)
した拒絶を半ば期待してゐるらしかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
わびしさ……
侘
(
わび
)
しいと
言
(
い
)
ふは、
寂
(
さび
)
しさも
通越
(
とほりこ
)
し、
心細
(
こゝろぼそ
)
さもあきらめ
氣味
(
ぎみ
)
の、げつそりと
身
(
み
)
にしむ
思
(
おもひ
)
の、
大方
(
おほかた
)
、かうした
時
(
とき
)
の
事
(
こと
)
であらう。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
流石
(
さすが
)
に
氣
(
き
)
のおけるお
他人
(
たにん
)
には
少
(
すこ
)
し
大人
(
をとな
)
らしくお
成
(
な
)
り
遊
(
あそ
)
ばせど、お
心安
(
こヽろやす
)
だての
我
(
わが
)
まヽか、
甘
(
あま
)
へ
氣味
(
ぎみ
)
であの
通
(
とほ
)
りの
御遠慮
(
ごゑんりよ
)
なさ
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
相場
(
さうば
)
が
下
(
さ
)
げ
氣味
(
ぎみ
)
の
時
(
とき
)
にやうつかりすつと
損物
(
そんもの
)
だかんな、なんでも
百姓
(
ひやくしやう
)
して
穀
(
こく
)
積
(
つ
)
んで
置
(
お
)
く
者
(
もの
)
が一
等
(
とう
)
だよ、
卵拾
(
たまごひろ
)
ひもなあ、
赤痢
(
せきり
)
でも
流行
(
はや
)
つて
來
(
き
)
てな
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「
其樣
(
そん
)
なに
私
(
わたし
)
が
憎
(
にく
)
いんですか。憎いなら憎いやうに………」と
嚇
(
かつ
)
とした
躰
(
てい
)
で、突ツかゝり
氣味
(
ぎみ
)
になると
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
鼠
(
ねずみ
)
が
慌
(
あわ
)
てたやうに、あせり
氣味
(
ぎみ
)
にちか
寄
(
よ
)
つた。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
氣
部首:⽓
10画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“氣味”で始まる語句
氣味惡