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気持
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きも
ふりがな文庫
“
気持
(
きも
)” の例文
旧字:
氣持
長吉
(
ちょうきち
)
は
思
(
おも
)
いきって
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
てゆきました。けれど、みんなといつものようにいっしょになって、
愉快
(
ゆかい
)
に
遊
(
あそ
)
ぶ
気持
(
きも
)
ちになれませんでした。
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大人
(
おとな
)
が
大人
(
おとな
)
に
叱
(
しか
)
りとばされるというのは、
情
(
なさ
)
けないことだろうと、
人力曳
(
じんりきひ
)
きの
海蔵
(
かいぞう
)
さんは、
利助
(
りすけ
)
さんの
気持
(
きも
)
ちをくんでやりました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
旅人
(
たびびと
)
たちはしずかに
席
(
せき
)
に
戻
(
もど
)
り、
二人
(
ふたり
)
も
胸
(
むね
)
いっぱいのかなしみに
似
(
に
)
た新しい
気持
(
きも
)
ちを、何気なくちがった
語
(
ことば
)
で、そっと
談
(
はな
)
し合ったのです。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
とおどろきましたが、そういわれて、おチエの
顔
(
かお
)
をみると、なるほど、お
母
(
かあ
)
さんのいうことがわかるような
気持
(
きも
)
ちがしました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
目
(
め
)
がさめて
後
(
のち
)
お
妃
(
きさき
)
は、
喉
(
のど
)
の中に
何
(
なに
)
か
固
(
かた
)
くしこるような、
玉
(
たま
)
でもくくんでいるような、
妙
(
みょう
)
なお
気持
(
きも
)
ちでしたが、やがてお
身重
(
みおも
)
におなりになりました。
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
いろいろ
言葉
(
ことば
)
を
尽
(
つく
)
してすすめられたのでありますが、
私
(
わたくし
)
としては
今更
(
いまさら
)
親元
(
おやもと
)
へもどる
気持
(
きも
)
ちにはドーあってもなれないのでした。
私
(
わたくし
)
はきっぱりと
断
(
ことわ
)
りました。——
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
おれァ、一
度
(
ど
)
、
半蔵松葉
(
はんぞうまつば
)
の
粧
(
よそ
)
おいという
花魁
(
おいらん
)
を、
小梅
(
こうめ
)
の
寮
(
りょう
)
まで
乗
(
の
)
せたことがあったっけが、
入山形
(
いりやまがた
)
に一つ
星
(
ぼし
)
の、
全盛
(
ぜんせい
)
の
太夫
(
たゆう
)
を
乗
(
の
)
せた
時
(
とき
)
だって、こんないい
気持
(
きも
)
はしなかったぜ
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
私はふと、私のぼんやりしたその
空虚
(
くうきよ
)
な心のなかから、
急
(
きふ
)
に、かうしてゐてもはじまらない、今日
中
(
ぢゆう
)
に家を
見
(
み
)
つけなければ、と思ふあわたゞしい
気持
(
きも
)
ちが、
泡
(
あわ
)
のやうにぽつかりと浮き上つて来た。
美しい家
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
彼
(
かれ
)
は、この
冷
(
つめ
)
たい
風
(
かぜ
)
が、かえって、
哀
(
かな
)
しい
自分
(
じぶん
)
の
胸
(
むね
)
にしみるように、いつまでもここにいて、
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれていたい
気持
(
きも
)
ちがしました。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
するとジョバンニも、なんだかどこかに、何か
忘
(
わす
)
れたものがあるというような、おかしな
気持
(
きも
)
ちがしてだまってしまいました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そのころ、
中津藩
(
なかつはん
)
の
空気
(
くうき
)
は
大
(
だい
)
の
西洋
(
せいよう
)
ぎらいでしたから、
諭吉
(
ゆきち
)
の
気持
(
きも
)
ちなどさっしてくれるものがないのも、むりはありません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
と、
海蔵
(
かいぞう
)
さんは
誰
(
だれ
)
でも、とっつかまえていいたい
気持
(
きも
)
ちでした。しかし、そんなことはいわないで、ただにこにこしながら、
町
(
まち
)
の
方
(
ほう
)
へ
坂
(
さか
)
をのぼって
行
(
い
)
きました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
『これなら
娘
(
むすめ
)
の
婿
(
むこ
)
として
恥
(
はず
)
かしくない……。』
両親
(
りょうしん
)
の
方
(
ほう
)
では
早
(
はや
)
くもそれに
目星
(
めぼし
)
をつけ、それとなく
言葉
(
ことば
)
をかけたりしました。
娘
(
むすめ
)
の
方
(
ほう
)
でも、まんざら
悪
(
わる
)
い
気持
(
きも
)
もしないのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
何
(
なん
)
でもわたしが
野
(
の
)
の中を
歩
(
ある
)
いていると、いつの
間
(
ま
)
にか
頭
(
あたま
)
の上に
草
(
くさ
)
が
生
(
は
)
えて、
背中
(
せなか
)
には
雪
(
ゆき
)
が
積
(
つ
)
もった。どうしたのかと
思
(
おも
)
って、
気持
(
きも
)
ちが
悪
(
わる
)
いから、
雪
(
ゆき
)
を
払
(
はら
)
おうとすると、
夢
(
ゆめ
)
が
覚
(
さ
)
めた。
夢占
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
これを
見
(
み
)
たとき、さすがに、ぼくは、
世間
(
せけん
)
には、こんな
生活
(
せいかつ
)
もあるのかと
考
(
かんが
)
えられて、なんとなくいたたまらない
気持
(
きも
)
ちがしました。
緑色の時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「来るよ、きっと。大てい
向
(
むこ
)
う
岸
(
ぎし
)
のあの草の中から出て来ます。兵隊だって
誰
(
だれ
)
だって
気持
(
きも
)
ちのいい所へは来たいんだ。」
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それが、
諭吉
(
ゆきち
)
にはくやしくてくやしくてたまりません。すると、お
父
(
とう
)
さんが、
自分
(
じぶん
)
をおぼうさんにしようとした
気持
(
きも
)
ちがわかってくるようでした。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
八
人
(
にん
)
の
少女
(
おとめ
)
たちはややしばらく
水
(
みず
)
の中で、のびのびとさも
気持
(
きも
)
ちよさそうに、おさかなのように
泳
(
およ
)
ぐ
形
(
かたち
)
をしたり、
小鳥
(
ことり
)
のように
舞
(
ま
)
う
形
(
かたち
)
をしたりして、
余念
(
よねん
)
なく
遊
(
あそ
)
び
戯
(
たわむ
)
れていましたが
白い鳥
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
宝石商
(
ほうせきしょう
)
は、
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
るような
気持
(
きも
)
ちがしたのです。そして、そこを
通
(
とお
)
りかかった
人
(
ひと
)
に、この
町
(
まち
)
はどうなったのかといってたずねました。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたくし
)
たちでなくたって、
折角
(
せっかく
)
川の岸までやって来ながらその
気持
(
きも
)
ちのいい
所
(
ところ
)
に行かない人はありません。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
もう
薄
(
うす
)
れかけた
秋
(
あき
)
の
夕日
(
ゆうひ
)
の中に、白い
菊
(
きく
)
の
花
(
はな
)
がほのかな
香
(
かお
)
りをたてていました。
葛
(
くず
)
の
葉
(
は
)
は
何
(
なん
)
となくうるんだ
寂
(
さび
)
しい
気持
(
きも
)
ちになって、
我
(
われ
)
を
忘
(
わす
)
れてうっかりと
魂
(
たましい
)
が
抜
(
ぬ
)
け
出
(
だ
)
したようになっていました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
私
(
わたし
)
には、まだそんな
気持
(
きも
)
ちはありません。」と、
万
(
まん
)
は、
頭
(
かしら
)
をふりました。それには、
早
(
はや
)
いからという
意味
(
いみ
)
ばかりではありません。
万の死
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あれとうもろこしだねえ」とジョバンニに
言
(
い
)
いましたけれども、ジョバンニはどうしても
気持
(
きも
)
ちがなおりませんでしたから、ただぶっきらぼうに野原を見たまま
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
もも
子
(
こ
)
さんは、なんだかうれしいような、
悲
(
かな
)
しいような
気持
(
きも
)
ちがして、ぼんやりと
日
(
ひ
)
がほこほこと
当
(
あ
)
たる、
布
(
ぬの
)
をながめていました。
夕雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ぼくらも何だか
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なような、おかしながらんとした
気持
(
きも
)
ちになった。そこで、一人ずつ木からはね下りて、
河原
(
かわら
)
に
泳
(
およ
)
ぎついて、魚を
手拭
(
てぬぐい
)
につつんだり、手にもったりして、家に帰った。
さいかち淵
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
これなら、どんな
神経質
(
しんけいしつ
)
な
子供
(
こども
)
に
聞
(
き
)
かせても、また、
気持
(
きも
)
ちのつねに
滅入
(
めい
)
る
病人
(
びょうにん
)
が
聞
(
き
)
いても、さしつかえないということになりました。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
面倒
(
めんどう
)
くさい靴下はポケットへ
押
(
お
)
し
込
(
こ
)
め、ポケットがふくれて
気持
(
きも
)
ちがいいぞ。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「なにしろ
頼
(
たの
)
みとするせがれでしたので、
量見
(
りょうけん
)
がせまいようですが、
当分
(
とうぶん
)
他人
(
たにん
)
さまのためにどうこうする
気持
(
きも
)
ちも
起
(
お
)
こりません。」
子供は悲しみを知らず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すぐに
河
(
かわ
)
をわたるでもなく、いかにもわらじや
脚絆
(
きゃはん
)
の
汚
(
きた
)
なくなったのを、そのまま洗うというふうに、もう何べんも行ったり来たりするもんだから、ぼくらはいよいよ、
気持
(
きも
)
ちが
悪
(
わる
)
くなってきた。
さいかち淵
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
この
土地
(
とち
)
のものではありませんが、みんなの
気持
(
きも
)
ちは、よくわかっています。お
役人
(
やくにん
)
や、
金持
(
かねも
)
ちや、
学者
(
がくしゃ
)
は、
自分
(
じぶん
)
らの
仲間
(
なかま
)
でない。
托児所のある村
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ぼくは、からだが
上流
(
かみ
)
の方へ
動
(
うご
)
いているような
気持
(
きも
)
ちになるのがいやなので、水を見ないで、
向
(
むこ
)
うの雲の峰の上を通る黒い鳥を見ていた。ところがそれからよほどたっても、魚は浮いて来なかった。
さいかち淵
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
乙
(
おつ
)
のほうでも、
甲
(
こう
)
のほうの
時計
(
とけい
)
が
壊
(
こわ
)
れたと
聞
(
き
)
いて、いまさら、
町
(
まち
)
へいって
新
(
あたら
)
しい
時計
(
とけい
)
を
求
(
もと
)
めるという
気持
(
きも
)
ちが
起
(
お
)
こりませんでした。
時計のない村
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ぼくはけれども
気持
(
きも
)
ちがさっぱりした。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
若者
(
わかもの
)
たちは
老人
(
ろうじん
)
の
言葉
(
ことば
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
し、またあの
船
(
ふね
)
を
無理
(
むり
)
に
追
(
お
)
いたてたことなどを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
して、さすがにいい
気持
(
きも
)
ちはしませんでした。
カラカラ鳴る海
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いい
気持
(
きも
)
ちだ。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
いつしか
快
(
こころよ
)
い
気持
(
きも
)
ちになって、
花
(
はな
)
は
眠
(
ねむ
)
りますと、ふいに、
夜中
(
よなか
)
に、ひやりとなにか
身
(
み
)
に
感
(
かん
)
じたので、
驚
(
おどろ
)
いて
目
(
め
)
をさましたのであります。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
下界
(
げかい
)
のどんなものでも、
太陽
(
たいよう
)
のこの
機嫌
(
きげん
)
のいい
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
たものは、みんな、
気持
(
きも
)
ちがはればれとして
喜
(
よろこ
)
ばないものはなかったのであります。
煙突と柳
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そばでこれを
見
(
み
)
たときは、いかに、おとなしい
娘
(
むすめ
)
でも、さすがにそこにいたたまらず、
胸
(
むね
)
を
裂
(
さ
)
かれるような
気持
(
きも
)
ちがしたのです。
海のまぼろし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんの
弾
(
ひ
)
くバイオリンの
音
(
ね
)
は、
泣
(
な
)
くように
悲
(
かな
)
しい
音
(
おと
)
をたてるかと
思
(
おも
)
うと、また
笑
(
わら
)
うようにいきいきとした
気持
(
きも
)
ちにさせるのでした。
海のかなた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
町
(
まち
)
は
静
(
しず
)
かな、なんとなく、なつかしい
町
(
まち
)
でありました。
気候
(
きこう
)
もよく、
住
(
す
)
んでいる
人々
(
ひとびと
)
の
気持
(
きも
)
ちも
平和
(
へいわ
)
でいるように
見受
(
みう
)
けられました。
船でついた町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
の
暮
(
く
)
れ
方
(
がた
)
、
二人
(
ふたり
)
は
町
(
まち
)
に
入
(
はい
)
りました。この
町
(
まち
)
はいままで
見
(
み
)
たほかのどの
町
(
まち
)
よりも、なんとなく
気持
(
きも
)
ちのいい
町
(
まち
)
でありました。
けしの圃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
賢二
(
けんじ
)
くんは、これを
打
(
う
)
つのはなんでもなかったが、ねずみのこの
健気
(
けなげ
)
な
冒険
(
ぼうけん
)
に
対
(
たい
)
して、じゃまをする
気持
(
きも
)
ちになれませんでした。
ねずみの冒険
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「だが、
学問
(
がくもん
)
がなくては、まだほんとうのことは、わからぬのだろうか。」と、
彼
(
かれ
)
は、
急
(
きゅう
)
に
元気
(
げんき
)
がなくなり、
気持
(
きも
)
ちが
重
(
おも
)
くなるのでした。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、かわいそうなものを
見
(
み
)
たな。」と、ただ、
気持
(
きも
)
ちを
暗
(
くら
)
くして、かわいそうとは
思
(
おも
)
いながらも、そのまま、
男
(
おとこ
)
はいってしまいました。
犬と古洋傘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
くまは、ザブリと
躍
(
おど
)
り
込
(
こ
)
んで
浸
(
ひた
)
りました。
浸
(
ひた
)
ったかと
思
(
おも
)
うと、また
躍
(
おど
)
り
上
(
あ
)
がりました。ちょっと、その
瞬間
(
しゅんかん
)
だけいい
気持
(
きも
)
ちがしたのでした。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
百
姓
(
しょう
)
は、
日
(
ひ
)
は
暮
(
く
)
れかかるし、
路
(
みち
)
は
遠
(
とお
)
いのに、
雪
(
ゆき
)
が
降
(
ふ
)
っては、
歩
(
ある
)
けなくなってしまう
心配
(
しんぱい
)
から、
気持
(
きも
)
ちがいらいらしていました。
百姓の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああお
蔭
(
かげ
)
で、
気持
(
きも
)
ちよく
眠
(
ねむ
)
った。こんどここを
通
(
とお
)
るときまで
無事
(
ぶじ
)
でいてくれよ。」と、
彼
(
かれ
)
は、
松
(
まつ
)
の
木
(
き
)
をなでたのであります。
曠野
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
真吉
(
しんきち
)
は、これをきくと、
安心
(
あんしん
)
して、いままで、
張
(
は
)
りつめた
気持
(
きも
)
ちがなくなりました。そして、お
母
(
かあ
)
さんの、
真心
(
まごころ
)
からの
教
(
おし
)
えが
真吉とお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「とまれ、とまれ、とまれ!」と、
汽車
(
きしゃ
)
の
走
(
はし
)
ってくるのをながめながら、ぜんぜん
子供
(
こども
)
の
気持
(
きも
)
ちになって、
汽車
(
きしゃ
)
に
向
(
む
)
かっていったのでした。
窓の下を通った男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どんなにか
手袋
(
てぶくろ
)
は、
家
(
うち
)
に
帰
(
かえ
)
りたいと
思
(
おも
)
っているだろう。」と
考
(
かんが
)
えると、
政雄
(
まさお
)
は、どうかして
探
(
さが
)
してきてやりたい
気持
(
きも
)
ちがしたのであります。
赤い手袋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気質
気障
気配
気味
気高
気狂