“身重”の読み方と例文
読み方割合
みおも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身重みおもな窪川いね子が小さいふくさ包をもって上落合の作家同盟の事務所の横にポンプ井戸がある、そのわきを歩いていた姿を思い浮べた。
一九三二年の春 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
段々月日が立ちますと、お照は重二郎の養子に来る前に最う身重みおもになって居りますから、九月の月へ入って五月目いつゝきめで、おなかが大きく成ります。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今月も生み月になっているきさきが六人いるのですからね。身重みおもになっているのを勘定したら何十人いるかわかりませんよ。
青年と死 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)