悟入ごにふ)” の例文
竹田は詩書画三絶を称せられしも、和歌などはたくみならず。画道にて悟入ごにふせし所も、三十一文字みそひともじの上には一向いつかうき目がないやうなり。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
三上於菟吉の『崇妻道歌すうさいだうか』によれば、彼も細君操縱さいくんさうじうについては干物ひものにしてたべるところまで悟入ごにふしてゐる。
こんな二人 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)