“眞心”のいろいろな読み方と例文
新字:真心
読み方割合
まごころ41.7%
まごゝろ33.3%
こゝろ8.3%
ほんとう8.3%
まこと8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平生へいぜいよくつかへくれ、しきこととてさらし、此度このたびとりすゝめしも、おもうての眞心まごころなるを、なにとてあだにおもふべき。じつうれしくおもひしぞよ。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼は私がかくも眞心まごゝろから彼を愛してゐるので、その世話を受けることは私の最もやさしい願ひをきいてやることだと感じたのである。
このやうに抑制よくせいされ、簡單にされて、私の話は、ます/\眞心ほんとうらしく聽えるのだつた。私は、話しながら、テムプル先生が、十分に私を信じてゐると感じた。
まづ學問がくもんといふたところおんな大底たいていあんなもの、理化學政法りくわがくせいはうなどヽびられては、およめさまのくちにいよ/\とほざかるべし、だい皮相ひさう學問がくもん枯木かれきつくばなしたもおなじにて眞心まことひとよろこはぬもの
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)