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眞
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まつ
ふりがな文庫
“
眞
(
まつ
)” の例文
新字:
真
良人操縱
(
をつとさうじう
)
なぞ夢にも知らず、正直まつぱうを
眞
(
まつ
)
かうにかざす。知つてゐるのは、夫も癖の多い人間で、神ではおはさぬことと、もひとつ、惡魔とも懇意な小説家であるといふこと。
こんな二人
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
また
近頃
(
ちかごろ
)
作
(
つく
)
つた
新
(
あたら
)
しい
勾玉
(
まがたま
)
の
模造品
(
もぞうひん
)
は、その
孔
(
あな
)
が
眞
(
まつ
)
すぐに
筒形
(
つゝがた
)
にあいてゐますが、
古
(
ふる
)
い
勾玉
(
まがたま
)
はたいてい
一方
(
いつぽう
)
あるひは
兩方
(
りようほう
)
から
圓錘形
(
えんすいけい
)
に
近
(
ちか
)
い
孔
(
あな
)
が
開
(
ひら
)
いてをり、この
孔
(
あな
)
のあけ
工合
(
ぐあひ
)
でも
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「ああ見えて、あの男程
眞
(
まつ
)
正直な人間も少ないし、あれ程内氣な奴も無いんだぜ。」
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
あはれ南無八幡大菩薩も照覽あれ、瀧口時頼が武士の魂の曇なき證據、
眞
(
まつ
)
此の通り
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
と
罵
(
のゝし
)
るか、
笑
(
わら
)
ふか、
一
(
ひと
)
つ
大聲
(
おほごゑ
)
が
響
(
ひゞ
)
いたと
思
(
おも
)
ふと、あの
長靴
(
ながぐつ
)
なのが、つか/\と
進
(
すゝ
)
んで、
半月形
(
はんげつがた
)
の
講壇
(
かうだん
)
に
上
(
のぼ
)
つて、ツと
身
(
み
)
を
一方
(
いつぱう
)
に
開
(
ひら
)
くと、
一人
(
ひとり
)
、
眞
(
まつ
)
すぐに
進
(
すゝ
)
んで、
正面
(
しやうめん
)
の
黒板
(
こくばん
)
へ
白墨
(
チヨオク
)
を
手
(
て
)
にして
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
二の
刀
(
かたな
)
にて
苦
(
く
)
もなく
切殺
(
きりころ
)
しけるにぞ
馬士
(
まご
)
は大きに驚き
仰天
(
ぎやうてん
)
して人殺し/\と
云
(
いひ
)
ながら一目散に
迯出
(
にげいだ
)
すを重四郎
汝
(
おの
)
れ
遁
(
のが
)
しては後日の
妨
(
さまた
)
げと
飛掛
(
とびかゝ
)
つて
後背
(
うしろ
)
より
眞
(
まつ
)
二ツに
切下
(
きりさげ
)
れば
馬士
(
まご
)
は
撞
(
どう
)
と
倒
(
たふ
)
るゝ處を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
すると怒氣心頭に發した君は、肩を
眞
(
まつ
)
四角にして怒鳴りかへした。
室生犀星に与ふ
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
たゞ
鞘
(
さや
)
の
上
(
うへ
)
に
飾
(
かざ
)
つてあつた、
金
(
きん
)
めっきをした
銅
(
どう
)
などの
部分
(
ぶぶん
)
だけが、わりあひによく
殘
(
のこ
)
つてゐるだけであります。さてこの
時分
(
じぶん
)
の
刀劍
(
とうけん
)
の
身
(
み
)
は、みな
眞
(
まつ
)
すぐで、
後
(
のち
)
の
時代
(
じだい
)
の
刀
(
かたな
)
のように
反
(
そ
)
りがありません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
眞
部首:⽬
10画
“眞”を含む語句
眞實
眞向
眞正面
眞個
眞中
眞直
眞心
眞青
眞箇
眞白
眞逆
眞盛
眞最中
眞面目
眞黒
眞赤
眞紅
眞珠
眞蒼
眞先
...