“後背”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うしろ90.0%
こうはい10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いうことば半ばにして海野はまた感謝状を取直し、ぐるりと押廻して後背うしろなる一団の軍夫に示せし時、戸口に丈たかき人物あり。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
切りたるぞはやとらへ給はれと云ふ間あらせず重四郎は心得たりと一たうひらりと拔より早く練馬ねりま藤兵衞を後背うしろよりばつさり袈裟掛けさがけに切放しければ是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いとしめやかに後背こうはいのにぶきつらねしらみたる。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)