“模造品”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もぞうひん40.0%
イミテーション40.0%
イミテイション20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その模造品もぞうひんなどが、たくさんならべてあり、その前の小さいデスクの上に、銀のほそ長いはこにはいった、あの巻き物がおいてあります。
おれは二十面相だ (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
皇帝の模造品イミテーションまで作って、警視庁が捜査に狂奔している、当の目的物、高貴なる被捜索人は、ついこの目の下にいる。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
総監の服を着た人物が、東京の中央と東部に同時に出現したという、あのホフマンふうな事件が起きた時、昨日の朝有明荘に現われたものの方が総監の模造品イミテイションだとすべきであった。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)