“うずく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蹲54.1%
踞17.6%
蹲踞14.1%
跼11.8%
局竦1.2%
跪1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岩松の言葉には、もう掛引も偽(うそ)もあろうとは思われません。それを聞いて一番驚いたのは、隅の方に蹲(うずく)まっていた、縄付の新吉でした。
千浪と重蔵は、ややしばらく路傍に踞(うずく)まったまま、殿の行列を見送っていたが、やがて、駕わきを離れた一名の家来が走り戻って来て
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
向うの家(うち)では六十ばかりの爺さんが、軒下に蹲踞(うずく)まりながら、だまって貝をむいている。かちゃりと、小刀があたるたびに、赤い味(み)が笊(ざる)のなかに隠れる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
平たい庭石の上に用意して在った炭俵の上にガサガサと土下座をすると、頬冠を取った目明の良助は、その側(かたわら)から少し離れて、型の如く爪先立ちに跼(うずく)まった。
娘は阿難に寄り添うように追(つ)いて来る、目犍連は釈尊の姿が眼に入るや、直(ただち)にその前に来て正しく立ち三拝する。阿難と娘は隔たった端に局竦(うずく)まり、首を地から上げ得ない。
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
妾はしばしオウギュスト・ロダン氏の墓の前に跪(うずく)まって、過去のロダンさんの妾に対する深い愛に咽(むせ)び泣きました。そしてその時妾は、妾の背後に啜(すす)り泣きの声をきいたのです。
バルザックの寝巻姿 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)