“ひざまづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
92.3%
1.9%
人々跪1.9%
跪坐1.9%
1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
リヴィングストーンはベッドに寝てはゐないで、そのそばにひざまづき、両手で頭をかゝへ、額を毛布に埋めて、祈祷してゐるかのやうでした。
アフリカのスタンレー (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
朝に水をかひ、夕に虫をはらふて、しかして、一年なれ、二年なれ、しかる後に静かに其花前にひざまづいて、思へよ、恥ぢよ、悔いよ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ここに於てか、征馬鉄蹄せいばてつていに世界を蹂躪じうりんし、大名たいめい長く青史せいしを照せる一世の雄傑アレキサンドルも、つひに一語の発すべきなく、静かにひざまづいて彼のあかづける手をり、慇懃いんぎんに其無礼を謝したりと云ふ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
聖ピエトロの墓の前なる一燈の外には何の光もなく、その光さへ最近き柱を照すに及ばざる程なるに、人々跪ひざまづきていのれば、われも亦跪きぬ。
かんかん日の照る地球の一てんに跪坐ひざまづいて此の大怪物を禮拜しろ
はじめ二目にもく三目さんもくより、本因坊ほんいんばう膏汗あぶらあせながし、ひたひ湯煙ゆけむりてながら、たる祕法ひはふこゝろむるに、僅少わづかに十餘子じふよしばんくや、たちまけたり。すなはひざまづいてをしへふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)