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皺枯
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しやが
ふりがな文庫
“
皺枯
(
しやが
)” の例文
たしかに其は父の声で——
皺枯
(
しやが
)
れた中にも威厳のある父の声で、あの深い
烏帽子
(
ゑぼし
)
ヶ
嶽
(
だけ
)
の
谷間
(
たにあひ
)
から、遠く
斯
(
こ
)
の飯山に居る丑松を呼ぶやうに聞えた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
誰にでも好かれて、少年の私も一番よく
馴染
(
なじ
)
んだことを覚えて居る。斯の下婢は私のところへ来て、すこし
皺枯
(
しやが
)
れたやうな、女らしい声で、みだらな
流行唄
(
はやりうた
)
をよく私に唄つて聞かせた。
犬
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
皺
漢検1級
部首:⽪
15画
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“皺枯”で始まる語句
皺枯声
皺枯聲