“皺枯声”のいろいろな読み方と例文
旧字:皺枯聲
読み方割合
しわがれごえ71.4%
しゃがれごえ14.3%
しやがれごゑ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半九郎は立ち上がって、自分ののどを掻きむしりながら皺枯声しわがれごえで叫ぶのです。狂暴な眼玉が、今にも脱け出しそうにギラギラと光ります。
「源は来やせんか」と母親おふくろ皺枯声しゃがれごえで尋ねる。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
『声が高い?』叔父は笑ひ乍ら、『ふゝ、俺のやうな皺枯声しやがれごゑが誰に聞えるものかよ。それは左様さうと、丑松、へえ最早もう是で安心だ。是処こゝまで漕付こぎつければ、最早大丈夫だ。 ...
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)