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しわが
ふりがな文庫
“しわが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
嗄
64.5%
皺枯
20.6%
皺嗄
9.2%
咳嗄
2.1%
咳枯
2.1%
皴枯
0.7%
皺涸
0.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嗄
(逆引き)
ぼろぼろの皮衣に歩きながら手を通し、
嗄
(
しわが
)
れた寝呆け声で口汚なく罵りながら、寒さに縮み上って、渡船夫たちは岸に姿を見せた。
追放されて
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
しわが(嗄)の例文をもっと
(50作品+)
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皺枯
(逆引き)
「待て、待ちたまえ」と、
皺枯
(
しわが
)
れ声が、人々の背後にあった。雑役夫たちは、麻袋をふたたび氷の上に置いた。皺枯れ声の主は
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
しわが(皺枯)の例文をもっと
(29作品)
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皺嗄
(逆引き)
その時私はふっと、例のカサカサと云う
皺嗄
(
しわが
)
れた物の音が
未
(
いま
)
だに右手の闇の中から聞えて居るのに心付いた。
母を恋うる記
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
しわが(皺嗄)の例文をもっと
(13作品)
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▼ すべて表示
咳嗄
(逆引き)
女は恐ろしさに
麻痺
(
まひ
)
したようになっている。その
咽
(
のど
)
からは自分にもほとんど聞えない位な、
咳嗄
(
しわが
)
れた叫び声が出た。
顳顬
(
こめかみ
)
と
頬
(
ほお
)
とをしっかり抑えられていて、頭を動かす事が出来ない。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
しわが(咳嗄)の例文をもっと
(3作品)
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咳枯
(逆引き)
少女は
鏽
(
さ
)
びたる針金の先きをねじ曲げたるに、手を掛けて強く引きしに、中には
咳枯
(
しわが
)
れたる
老媼
(
おうな
)
の声して、「
誰
(
た
)
ぞ」と問う。
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
しわが(咳枯)の例文をもっと
(3作品)
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皴枯
(逆引き)
町の
尽頭
(
はずれ
)
まで来た時に、お杉は初めて
立止
(
たちどま
)
った。尾行して来た人々も
既
(
も
)
う散って
了
(
しま
)
った。お杉は柳屋の
門
(
かど
)
に寄って、
皴枯
(
しわが
)
れた声で
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
しわが(皴枯)の例文をもっと
(1作品)
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皺涸
(逆引き)
で、水を含ますと、半死の新造は
皺涸
(
しわが
)
れた細い声をして、「お光……」と呼んだ。
深川女房
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
しわが(皺涸)の例文をもっと
(1作品)
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