“しわが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
64.5%
皺枯21.0%
皺嗄8.7%
咳嗄2.2%
咳枯2.2%
皴枯0.7%
皺涸0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼろぼろの皮衣に歩きながら手を通し、れた寝呆け声で口汚なく罵りながら、寒さに縮み上って、渡船夫たちは岸に姿を見せた。
追放されて (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「待て、待ちたまえ」と、皺枯れ声が、人々の背後にあった。雑役夫たちは、麻袋をふたたび氷の上に置いた。皺枯れ声の主は
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
このむべき盲人は肩身狭げに下等室に這込みて、厄介ならざらんように片隅にりつ。人ありてそのを問いしに、皺嗄れたる声して、七十八歳と答えき。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女は恐ろしさに麻痺したようになっている。そのからは自分にもほとんど聞えない位な、咳嗄れた叫び声が出た。顳顬とをしっかり抑えられていて、頭を動かす事が出来ない。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
少女はびたる針金の先きをねじ曲げたるに、手を掛けて強く引きしに、中には咳枯れたる老媼の声して、「ぞ」と問う。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
町の尽頭まで来た時に、お杉は初めて立止った。尾行して来た人々もう散ってった。お杉は柳屋のに寄って、皴枯れた声で
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
で、水を含ますと、半死の新造は皺涸れた細い声をして、「お光……」と呼んだ。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)