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咳嗄
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しわが
ふりがな文庫
“
咳嗄
(
しわが
)” の例文
『
若
(
も
)
し、
人
(
ひと
)
各々
(
おの/\
)
その
仕事
(
しごと
)
に
專念
(
せんねん
)
なる
時
(
とき
)
は』と
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
は
咳嗄
(
しわが
)
れた
銅鑼聲
(
どらごゑ
)
で
云
(
い
)
つて、『
世界
(
せかい
)
は
常
(
つね
)
よりも
迅
(
すみや
)
かに
回轉
(
くわいてん
)
します』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
女は恐ろしさに
麻痺
(
まひ
)
したようになっている。その
咽
(
のど
)
からは自分にもほとんど聞えない位な、
咳嗄
(
しわが
)
れた叫び声が出た。
顳顬
(
こめかみ
)
と
頬
(
ほお
)
とをしっかり抑えられていて、頭を動かす事が出来ない。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
漁村の書を講ずる声は
咳嗄
(
しわが
)
れているのに、竹逕は
音吐
(
おんと
)
晴朗で、しかも能弁であった。後年に至って島田篁村の如きも、講壇に立つときは、人をして竹逕の
口吻
(
こうふん
)
態度を学んでいはせぬかと疑わしめた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
乃
(
そこ
)
で
愛
(
あい
)
ちやんは
恰度
(
ちやうど
)
お
稽古
(
けいこ
)
の
時
(
とき
)
のやうに
前掛
(
まへかけ
)
の
上
(
うへ
)
へ
兩手
(
りやうて
)
を
組
(
く
)
んで、それを
復習
(
ふくしう
)
し
初
(
はじ
)
めました、が
其聲
(
そのこゑ
)
は
咳嗄
(
しわが
)
れて
變
(
へん
)
に
聞
(
きこ
)
え、
其一語々々
(
そのいちご/\
)
も
平常
(
いつも
)
と
同
(
おな
)
じではありませんでした。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
咳
漢検準1級
部首:⼝
9画
嗄
漢検1級
部首:⼝
13画
“咳”で始まる語句
咳
咳払
咳嗽
咳声
咳入
咳拂
咳枯
咳唾
咳一咳
咳込