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はんきれ
ふりがな文庫
“はんきれ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
半切
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半切
(逆引き)
封じ目を固くして店の硯箱の上の
引出
(
ひきだし
)
に
半切
(
はんきれ
)
や状袋を入れる間へ
揷
(
はさ
)
んで、母が時々半切や状袋を出すから、此処へ入れて置けば屹度目に入ろうと斯様に致し
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
行燈は前の障子が開けてあり、
丁字
(
ちょうじ
)
を結んで油煙が黒く
発
(
た
)
ッている。
蓋
(
ふた
)
を開けた
硯箱
(
すずりばこ
)
の傍には、端を引き裂いた
半切
(
はんきれ
)
が転がり、手箪笥の
抽匣
(
ひきだし
)
を二段斜めに重ねて、唐紙の
隅
(
すみ
)
のところへ押しつけてある。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
兄は
洋卓
(
テーブル
)
の上の手紙を取って自分で巻き始めた。静かな部屋の中に、
半切
(
はんきれ
)
の音がかさかさ鳴った。兄はそれを元の如くに封筒に納めて懐中した。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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(14作品)
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