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歌舞
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かぶ
ふりがな文庫
“
歌舞
(
かぶ
)” の例文
また宴席、酒
酣
(
たけなわ
)
なるときなどにも、上士が
拳
(
けん
)
を打ち
歌舞
(
かぶ
)
するは極て
稀
(
まれ
)
なれども、下士は
各
(
おのおの
)
隠し芸なるものを奏して
興
(
きょう
)
を
助
(
たすく
)
る者多し。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
苦心の結果、誠にいかにも古代
支那
(
しな
)
式な苦肉の策が採られた。すなわち、斉から魯へ
贈
(
おく
)
るに、
歌舞
(
かぶ
)
に長じた美女の一団をもってしたのである。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
余所
(
よそ
)
の見る目もいと
殊勝
(
しゅしょう
)
に
立働
(
たちはたら
)
きてゐたりしが、
故
(
ゆえ
)
あつて再び身を
新橋
(
しんばし
)
の
教坊
(
きょうぼう
)
に置き
藤間某
(
ふじまなにがし
)
と名乗りて
児女
(
じじょ
)
に
歌舞
(
かぶ
)
を
教
(
おし
)
ゆ。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
それが
歌舞
(
かぶ
)
管絃
(
かんげん
)
の
伎
(
わざ
)
に携わっていて、それをアソビと謂い、アソビもまた偶然に同じ「遊」の漢字を
宛
(
あ
)
てて
弁
(
べん
)
じたので、どちらが元やら後には不明になったが
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
しばらくは、
妓
(
おんな
)
をよんで、いわゆる
通
(
つう
)
な“きれいごと遊び”に時をすごしていたが、そのうち斜向いの、わけて一軒すばらしい
大籬
(
おおまがき
)
の
揚屋
(
あげや
)
に、チラと見えた
歌舞
(
かぶ
)
の
菩薩
(
ぼさつ
)
さながらの人影に
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
殯宮
(
ひんきゆう
)
に
通夜
(
つや
)
をしてゐるやうな
赤楊
(
はんのき
)
よ、おまへの王樣は崩御になつた、
赤楊
(
はんのき
)
の民よ、靜かな
水底
(
みなぞこ
)
に
冠
(
かんむり
)
の光を探しても、
夜
(
よ
)
の
宴
(
うたげ
)
の
歌舞
(
かぶ
)
の響を求めても、詮ない事になつて
了
(
しま
)
つた、
赤楊
(
はんのき
)
の王樣、今
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
遊客も芸者の顔を見れば
三弦
(
しゃみ
)
を
弾
(
ひ
)
き歌を唄わせ、お
酌
(
しゃく
)
には
扇子
(
せんす
)
を取って立って舞わせる、むやみに多く
歌舞
(
かぶ
)
を提供させるのが好いと思っているような人は、まだまるで遊びを知らないのと同じく
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“歌舞”の意味
《名詞》
歌 舞(かぶ、うたまい)
歌と舞い。
歌ったり踊ったりすること。
(出典:Wiktionary)
歌
常用漢字
小2
部首:⽋
14画
舞
常用漢字
中学
部首:⾇
15画
“歌舞”で始まる語句
歌舞伎
歌舞伎座
歌舞妓
歌舞練場
歌舞音曲
歌舞伎者
歌舞所
歌舞伎劇
歌舞伎姿
歌舞伎子