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教坊
ふりがな文庫
“教坊”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きょうぼう
50.0%
けうばう
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうぼう
(逆引き)
余所
(
よそ
)
の見る目もいと
殊勝
(
しゅしょう
)
に
立働
(
たちはたら
)
きてゐたりしが、
故
(
ゆえ
)
あつて再び身を
新橋
(
しんばし
)
の
教坊
(
きょうぼう
)
に置き
藤間某
(
ふじまなにがし
)
と名乗りて
児女
(
じじょ
)
に
歌舞
(
かぶ
)
を
教
(
おし
)
ゆ。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
てまえ
白玉喬
(
はくぎょくきょう
)
も
大御満悦
(
だいごまんえつ
)
の
態
(
てい
)
とござりまする。ただいまご喝采をいただきました娘
白秀英
(
はくしゅうえい
)
の水芸はまだほんの序の口。いたらぬ芸にはございまするが
開封
(
かいほう
)
東京
(
とうけい
)
は花の都の
教坊
(
きょうぼう
)
で叩きあげた本場仕込み。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
教坊(きょうぼう)の例文をもっと
(2作品)
見る
けうばう
(逆引き)
教坊
(
けうばう
)
十万の
妓
(
ぎ
)
は多しと
雖
(
いへど
)
も、真に娼婦型の女人を求むれば、恐らくは甚だ多からざる
可
(
べ
)
し。天下も
亦
(
また
)
教坊と等しきのみ。
娼婦美と冒険
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それがひねつこびた
教坊
(
けうばう
)
の子供らしくなくつて、
如何
(
いか
)
にも自然な
好
(
い
)
い心もちがした。自分は
酔
(
よ
)
つてゐて、妙に嬉しかつたから、踊がすむと、その舞妓に
羊羹
(
やうかん
)
だの椿餅だのをとつてやつた。
京都日記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
教坊(けうばう)の例文をもっと
(2作品)
見る
“教坊”の解説
教坊(きょうぼう)とは、唐以降の中国王朝における宮廷に仕える楽人や妓女たちに宮廷音楽を教習させるための機関をさす。楽曲や歌舞の習得を主な目的とするが、官妓にあたる妓女を統括する役割もあった。その後の王朝に引き継がれ、清代まで続いたが、雍正帝の時に廃止された。
(出典:Wikipedia)
教
常用漢字
小2
部首:⽁
11画
坊
常用漢字
中学
部首:⼟
7画
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