“アソビ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:あそび
語句割合
歌舞33.3%
舞踊33.3%
遊舞16.7%
楽舞8.3%
鎮舞8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、田遊び(歌舞アソビ)ではあつても、田祭りとは言へないのだ。此田遊びが、呪師ノロンジ出の法体芸人の手に移つて演芸化したものが、田楽デンガクであつた。
唯、一つを東遊、一つを東歌と言うたのは、片方が舞踊アソビを主として、声楽方面は東風俗アヅマフゾクなる「風俗歌」を分化してゐたからである。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ただの神女群遊には、七処女を言い、遊舞アソビには八処女を多く用いる。現に、八処女の出処でどころ比沼山にすら、真名井の水を浴びたのは、七処女としている。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
冬の凍る夜に限つた楽舞アソビが、夏にも行はれるやうになつたのである。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
巫女の呪詞に伴ふ鎮舞アソビから出て、小曲の舞踊の出来る径路は知れる。長章・小曲を踊る行事が、次第に祝言の座の余興となつて来る。
組踊り以前 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)