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宮
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きゅう
ふりがな文庫
“
宮
(
きゅう
)” の例文
おかしなことに、李陵の家族よりも司馬遷のほうが先に罪せられることになった。翌日、彼は
廷尉
(
ていい
)
に下された。刑は
宮
(
きゅう
)
と決まった。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
その人は間もなく太子
宮
(
きゅう
)
へはいった。付き添いの女房から御
寵愛
(
ちょうあい
)
があるという報告が大納言へあった。
源氏物語:45 紅梅
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
この新クレムリン
宮
(
きゅう
)
も、あと三時間以内には水中に没するぞ。宰相閣下に、そう取次いでください
地軸作戦:――金博士シリーズ・9――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
世事
(
せいじ
)
測る可からずと
雖
(
いえど
)
も、
薙髪
(
ちはつ
)
して
宮
(
きゅう
)
を脱し、
堕涙
(
だるい
)
して舟に上るの時、いずくんぞ
茅店
(
ぼうてん
)
の茶後に
深仇
(
しんきゅう
)
の
冥土
(
めいど
)
に入るを談ずるの今日あるを思わんや。あゝ
亦
(
また
)
奇なりというべし。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
支那
(
しな
)
で昔から行なわれた
肉刑
(
にくけい
)
の
主
(
おも
)
なるものとして、
黥
(
けい
)
、
劓
(
ぎ
)
(はなきる)、
剕
(
ひ
)
(あしきる)、
宮
(
きゅう
)
、の四つがある。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
▼ もっと見る
曰く、
吾
(
われ
)
聞く、前代の大臣の吏に下さるゝや、多く自ら引決すと。身は高皇帝の子にして、南面して王となる、
豈
(
あに
)
能
(
よ
)
く
僕隷
(
ぼくれい
)
の手に
辱
(
はずか
)
しめられて生活を求めんやと。
遂
(
つい
)
に
宮
(
きゅう
)
を
闔
(
と
)
じて自ら
焚死
(
ふんし
)
す。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
忽然
(
こつぜん
)
として
復
(
また
)
宮
(
きゅう
)
に入るに及びたもう。
其
(
その
)
事
(
こと
)
まことに意表に
出
(
い
)
づ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“宮”の意味
《名詞》
(みや、キュウ) 権力者の住処。狭義では、天皇の住処。
(みや) 皇族、宮家のこと。
(みや) 神社のこと。
(出典:Wiktionary)
宮
常用漢字
小3
部首:⼧
10画
“宮”を含む語句
宮殿
迷宮
後宮
宮中
宮内
宮城
神宮
離宮
殯宮
内宮
上宮
大宮人
斎宮
大宮
宵宮
宮守
外宮
春宮
宮仕
宮人
...