“みやさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宮樣50.0%
宮様50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひやうに曰此護摩刀ごまたうのことは柴刀さいたうとも申よしこれは聖護院三寶院の宮樣みやさま山入やまいりせつ諸國の修驗しゆけん先供さきどもの節しば切拂きりはらひ護摩ごま場所ばしよこしらへる故に是を柴刀さいたうとも云なり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
みやは、報徳神社はうとくじんじやといふ、二宮尊徳にのみやそんとくをうまつれるもの、石段いしだん南北なんぼくかしこくも、宮樣みやさま御手植おんてうゑつゐさかき四邊あたりちりとゞめず、たかきあたりしづかとりこゑきかはす。やしろまうでて云々しか/″\
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
建立すこれ宮樣みやさまの始めにて一品准后の宮と稱し奉つり天子御東伐とうばつある時は宮樣を天子として御綸旨ごりんしを受る爲なり然ども天子には三種みくさの神器あり此中何れにてもかければ御綸旨を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
召捕とはるゝやと云せもあへず越前守大音に飴色あめいろ網代あじろ蹴出けだし黒棒くろぼうは勿體なくも日本ひろしと雖も東叡山御門主に限るなり然程に官位の相違する天一坊が宮樣みやさまひとしき乘物に乘しは不屆なれば召捕といひしなり此の時山内から/\と打笑ひ越前守殿左樣にしらるゝなら尋ぬるには
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もしミンチン先生に、セエラがほんとうの宮様みやさまだと解ったら、先生はどんなに狼狽あわてるでしょう。
うですかえ、十王様わうさまは。婆「十王様わうさま宮様みやさま同様どうやうなお家柄いへがらでございますから、なに御用ごようはないのでございませう。岩「銭札ぜにふだけるやつなどはうして。婆「あれ書記官しよきくわんつてります。 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
それが宮様みやさまだったのよ。今しがた、あなたがテエブルに腰かけていらっしゃるのを見た時、私はその女の人を思い出したのよ。お嬢様はちょうど、その宮様プリンセスそっくりなのだもの。