“黒棒”の読み方と例文
読み方割合
くろぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飴色網代の蹴出付けだしつき黒棒くろぼうの乘物にて駕籠脇十四人熨斗目麻上下にて股立とりあとより沓臺持くつだいもち一人黒塗に金紋付の跡箱紫きの化粧紐を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
召捕とはるゝやと云せもあへず越前守大音に飴色あめいろ網代あじろ蹴出けだし黒棒くろぼうは勿體なくも日本ひろしと雖も東叡山御門主に限るなり然程に官位の相違する天一坊が宮樣みやさまひとしき乘物に乘しは不屆なれば召捕といひしなり此の時山内から/\と打笑ひ越前守殿左樣にしらるゝなら尋ぬるには
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)