“狂亂”のいろいろな読み方と例文
新字:狂乱
読み方割合
きやうらん80.0%
きちがひ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(そ)の間(あひだ)の婦人(ふじん)の心痛(しんつう)と恐怖(きようふ)はそも、身(み)をしぼる汗(あせ)は血(ち)と成(な)つて、紅(くれなゐ)の雫(しづく)が垂々(たら/\)と落(お)ちたと云(い)ふ。窘(くるしみ)も又(また)極(きはま)つて、殆(ほとん)ど狂亂(きやうらん)して悲鳴(ひめい)を上(あ)げた。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
もち前(まへ)の疳癪(かんしやく)したる堪(た)えがたく、智識(ちしき)の坊(ぼう)さまが目(め)に御覽(ごらん)じたらば、炎(ほのほ)につゝまれて身(み)は黒烟(くろけふ)りに心(こゝろ)は狂亂(きやうらん)の折(をり)ふし、言(い)ふ事(こと)もいふ事(こと)、金(かね)は敵藥(てきやく)ぞかし
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
定(さだ)めて腐(くさ)りかけてゐるであらうし、また眞夜中(まよなか)の幾時(いくとき)かは幽靈(いうれい)も出(で)るといふ……えゝ、どうしょう、目(め)が覺(さ)めたら?……厭(いや)らしい其(その)臭(にほひ)と、聞(き)けば必然(きっと)狂亂(きちがひ)になるといふ彼(あの)曼陀羅華(まんだらげ)を根(ね)びくやうな