“粉々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こなごな46.2%
こな/\23.1%
こな/″\15.4%
なこ/″\7.7%
ふんぷん7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あっしの腕の骨が粉々こなごなになって行くような気持ちで、身体からだ中がしびれ上っちゃいました。トテモかなわないと思わせられましたね。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
見ると、床に落ちて、粉々こな/\に砕けてゐる洋盃コツプそばを、大きな灰色の鼠が血だらけな英雄の心の臓をくはへて小走りに逃げのびようとしてゐる。
此時このときいへいて、おほきなさら歩兵ほへいあたまうへ眞直まつすぐに、それからはなさきかすつて、背後うしろにあつた一ぽんあたつて粉々こな/″\こわれました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
それから時々とき/″\すさまじいおとがしたり、まるさらなべ粉々なこ/″\打碎うちくだかれるやうに。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
綿をひきちぎったような大雪が粉々ふんぷんと降って世界が真白になって見えた。
虎媛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)