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こな/\
ふりがな文庫
“こな/\”の漢字の書き方と例文
語句
割合
粉々
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粉々
(逆引き)
見ると、床に落ちて、
粉々
(
こな/\
)
に砕けてゐる
洋盃
(
コツプ
)
の
側
(
そば
)
を、大きな灰色の鼠が血だらけな英雄の心の臓を
咥
(
くは
)
へて小走りに逃げのびようとしてゐる。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
青磁の皿は小判のやうな音がして、
粉々
(
こな/\
)
に砕けたと亭主は思つた。鴻池の主人は飲みさしの盃を取り上げながら言つた。
青磁の皿
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
鴻池の主人はそれを見ると、
掌面
(
てのひら
)
の皿をいきなり庭石に叩きつけた。青磁の皿は小判のやうな音がして、
粉々
(
こな/\
)
に砕けたと亭主は思つた。鴻池の主人は飲みさしの盃を取り上げながら言つた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
こな/\(粉々)の例文をもっと
(3作品)
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