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粉々
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こなごな
ふりがな文庫
“
粉々
(
こなごな
)” の例文
あっしの腕の骨が
粉々
(
こなごな
)
になって行くような気持ちで、
身体
(
からだ
)
中が
痺
(
しび
)
れ上っちゃいました。トテモ
敵
(
かな
)
わないと思わせられましたね。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
魚鱗
(
ぎょりん
)
のような
閃光
(
せんこう
)
をえがいて飛んできた
鎧通
(
よろいどお
)
しが、龍太郎の
太刀
(
たち
)
にあたると同時に、
銀粉
(
ぎんぷん
)
のふくろが切れたように、
粉々
(
こなごな
)
とくだけ散って、あたりはにわかに
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
出来るだけ細かく、特に署名捺印のところが、後に痕跡を残さぬように注意して、
粉々
(
こなごな
)
にした。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
いとど
得意
(
とくい
)
な
面持
(
おももち
)
で
天狗
(
てんぐ
)
さんはそう
言
(
い
)
って、つづいて
手
(
て
)
にせる
枝
(
えだ
)
をば、あたかもそれが
芋殻
(
いもがら
)
でもあるかのように、
片端
(
かたっぱし
)
からいき
毮
(
むし
)
っては
棄
(
す
)
て、
引
(
ひ
)
き
毮
(
むし
)
っては
棄
(
す
)
て、すっかり
粉々
(
こなごな
)
にして
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「斯ういう具合に
粉々
(
こなごな
)
にして打っちゃってしまえば未練は残らない」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
彼の抱えていた硝子壜は床の上に
墜
(
お
)
ちて、
粉々
(
こなごな
)
になった。
見えざる敵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
々
3画
“粉”で始まる語句
粉
粉雪
粉微塵
粉本
粉砕
粉黛
粉薬
粉末
粉飾
粉韲