オホ)” の例文
づうとひ寄つて来た身狭乳母ムサノチオモは、郎女の前に居たけをソビヤかして、オホひになつた。外光の直射を防ぐ為と、一つは、男たちの前、殊には、庶民の目に、貴人アテビトの姿をサラすまい、とするのであらう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「此機を織りあげて、はやうあの素肌のお身を、オホうてあげたい。」
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)