“オホ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:おほ
語句割合
66.7%
13.3%
6.7%
6.7%
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハナタチハ キイタ コトノ アル コヱダト オモツテ ミルト、ウマヤノ マドニ オホキナ ヤサシイ ウマノ カホガ ノゾイテ ヲリマシタ。
ウマヤノ ソバノ ナタネ (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
黄金ワウゴンオホカラザレバマジハフカカラズ——てえんだあ!」
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
づうとひ寄つて来た身狭乳母ムサノチオモは、郎女の前に居たけをソビヤかして、オホひになつた。外光の直射を防ぐ為と、一つは、男たちの前、殊には、庶民の目に、貴人アテビトの姿をサラすまい、とするのであらう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「此機を織りあげて、はやうあの素肌のお身を、オホうてあげたい。」
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
オホせの木の実を取つて、只今参上」と復奏したまま、御陵の前に哭き死んだと言ふ件は、常世と、われ/\の国との間で、時間の目安が違うて居たと言ふ考へが、裏に姿をちらつかせて居る様である。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
コノ四国ハ、二十年余ノ兵乱ニツテ、民屋ミンヲクハ兵火ニカカリ、村里ソンリノ業ハ破レ、田野ハ芒草バウサウオホハレ、五年三年ノ間ハ、ナホ、耕農モ整ハズ、五穀ノ満ツル日モナカラン。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)