“打掩”の読み方と例文
読み方割合
うちおお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しばしがほどなり。余りにれて客人まろうども風や引き玉はむ。またふるびたれどもこの車、いたく濡らさば、主人あるじいかりはむ。」といひて、手早く母衣打掩うちおおひ、また一鞭ひとむちあてて急ぎぬ。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
斯くつぶやきつゝ、余は新聞を顔に打掩うちおおうた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)