“うちおお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打掩40.0%
打蔽40.0%
討遂20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斯くつぶやきつゝ、余は新聞を顔に打掩うちおおうた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
力なく引手に手をかけ、もすそを高くい取って、ドンとすと、我ながら、蹴出けだしつまも、ああ、晴がましや、ただ一面に鼠の霧、湯花の臭気においおもてを打って、目をも眉をも打蔽うちおお土蜘蛛つちぐもの巣に異ならず。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ついあだ討遂うちおおせて、すぐにお屋敷へお届けに相成り、とうとう悪人は残らず国表へ押込められて、お上屋敷の御家来十七人切腹致し、渡邊祖五郎、春部梅三郎はお召帰めしかえしに相成り
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)