“貝掩”の読み方と例文
読み方割合
かいあわせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供らといっしょになって扇引おうぎひき貝掩かいあわせをやり、先にたって蛍を追ったり、草合せのしかたをおしえたり、一日中、にぎやかにしているので、この陰気な邸のなかででも
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
前母まえのははは口数をきかない冷たい感じのひとだったが、こんどの母は明るい顔だちのよく笑うひとで、前母よりとしをとっているくせに、子供らといっしょになって扇引や貝掩かいあわせをやり
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)