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掩
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おい
ふりがな文庫
“
掩
(
おい
)” の例文
わが
弾
(
ひ
)
くべきは
塵
(
ちり
)
も払わず、
更紗
(
さらさ
)
の小包を二つ並べた間に、袋のままで
淋
(
さび
)
しく壁に持たれている。いつ
欝金
(
うこん
)
の
掩
(
おい
)
を
除
(
の
)
ける事やら。あの曲はだいぶ
熟
(
な
)
れた手に違ない。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
室
(
へや
)
の中は夕暮よりもなお暗い光で照らされていた。天井から下がっている電気灯の
珠
(
たま
)
は
黒布
(
くろぬの
)
で
隙間
(
すきま
)
なく
掩
(
おい
)
がしてあった。弱い光りはこの黒布の目を
洩
(
も
)
れて、
微
(
かす
)
かに八畳の室を射た。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
掩
漢検準1級
部首:⼿
11画
“掩”を含む語句
掩隠
掩蓋
上掩
掩護
掩蔽
掩護物
掩蔽物
打掩
貝掩
窓掩
掩殺
掩映
掩撃
掩堡
雨掩
掩々
虚誘掩殺
蔽掩
自恨羅衣掩詩句
掩体壕
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